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小説「ふしだらな妄想」(19)コントロール [小説]

「レイコ君・・・お手柔らかに頼むよ・・・。君もずいぶん我慢しただろうけど、私だって長い間我慢してきたんだ。ここで暴発なんてことになったら・・・。男は女みたいに何度もできないんだから・・・。ホントのご褒美があげられなくなっちゃうよ・・・。」

「わかってます。パソコンは素人ですけど、コッチのほうはまんざら素人ってわけじゃないですから・・・。」

レイコは怪しく微笑むと右手の親指と人差し指でワッカを作るようにして私の男根の根元をつまみ、ぐいっとソレを真上にそそりあげた。

そして私の顔を下から覗き込むような目線のまま、膨張したペニスの裏側をいやらしい舌使いでなめはじめた。しかも あいた小指と薬指を曲げ伸ばしして玉袋を小刻みに刺激してくる。

・・・おお、すごいぞ!レイコ・・・。
軽く往復していたレイコの舌が亀頭の裏側に達してペロペロし始めた時、私はあまりの快感のために歓喜の声をもらした。
「ああぁぁ、レイコ君。き キモチよすぎるぞぉ・・・おおぉこりゃあたまらん。」
私は両手でレイコの頭をつかむと、必死でその快感に耐えた。太ももの内側から股関節あたりまでジーンと電気が走るような感覚が伝わってくる。

・・・いかん!この感覚は放出の前触れだ・・・ここでイってしまったら何もかもおしまいだ。
そんな私の焦りはどこ吹く風とばかりに、レイコは私の発火寸前のペニスをそのセクシーな唇でパクリと飲み込むとゆっくり頭を前後させ始めた。
・・・や、やばい・・・
レイコは私のモノを含んだまま舌を小刻みに左右させウニョウニョと至極の快感を送り込んでくる。前後する唇がカリの部分を通り抜けるたびに、私の脳に最後通告のパルスを与える。内太もものしびれも限界に達しはじめた

・・・このままじゃ洒落にならない・・・もう、やってみるしかない・・・。

私はかねてから考えていた事を実行に移してみようとおもった。
それは、私自身に「心縛法」をかけてみるということだ。
「心縛法」は人の心を操る魔法である。セックスは体だけではなく、心の占める部分が多いはずだ。
例えば自分が死の危険にさらされているような場合、いくら局部を刺激しても射精には至らないはずである。つまり、体の刺激と性的興奮が一つにつながってそれが頂点に達した時、男は射精する。
ということは、この心と体の回路に「心縛法」でスイッチを取り付けて自由にON・OFFができるよにしてやれば、射精をコントロールできるのではないか・・・。

もう時間的に余裕が無い。とにかく私はダメモトでやってみることにした。
「○X△☆☆~#<Ф 私は自由に射精をコントロールできる。」
と、レイコに聞こえないよう小声でつぶやいた。

あいかわらず夢中で私のペニスにしゃぶりついているレイコには聞こえなかったようだ。それどころか彼女はいつのまにか自分の左手を私の腰から離し、自分の陰部にもっていき盛んにいやらしい動きで刺激しているではないか・・・。

 ・・・さっきの高まりを覚まさないようにしてるんだな。・・・ん?・・・。
さっきまで最終警告を与えていた、モモの内側の痺れが引いていくような気がした。
・・・効いてきたのか?・・・

レイコの口による快感はバンバンと伝わってくる。しかし臨界に達しようとしていた あの我慢しきれないような感覚はピタリと引いていた。間違いない!カウントダウンタイマーは止まった。

「心縛法」が効いたんだ。快感は以前のように、いや前よりもまして伝わってくる。しかし、もらしてしまいそうな感覚は全く無い。

・・・ヤッター!ついにオレはレイコを何度でも天国に連れて行ってやれるスーパーチ○ポを手に入れたぞ!ありがとう!「心縛法」・・・


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