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小説「ふしだらな妄想」(22)浮遊 [小説]

ペチッ・ペチッ・ペチッ・ペチッ・・・
腰を動かすたびにレイコの汗で湿ったお尻がリズミカルな音を立てた。
私には「心縛法」の効果で射精にいたる高まりは感じないが、レイコの持ち上げられたお尻に突き刺さる肉棒にはヌルヌルとした心地よい摩擦が常に伝わっている。
「ハァ・ハァ・ハァ・レイコどうだ?ハァ・ハァ・気持ちいいか?」
ペチッ・ペチッ・ペチッ・ペチッ・・・
「アア・アア・アヒッ・アア・・・」
レイコは言葉にならない声をあげ、それでも必死に答えようとしきりに首を上下に動かしうなづいた。
「・・・アヒッ・アア・・・もっと・・・もっと突いて・・・」
ペチッ・ペチッ・ペチッ・ペチッ・・・
私は腰の角度を微妙に動かしながら、ペニスでレイコの穴の内部をくまなく突きまくった。
四つんばいで体を支えていたレイコの両腕はへなへなと力をうしない頭をベッドにくっつけてしまったため、彼女のお尻はさらに上へ突き出すような形になった。
・・・あらら・・・オマ○コもアヌスもおおっぴろげだ・・・私の視界に愛液にまみれ怪しく光りながらピストン運動をくりかえすペニスとレイコのかっわいい菊の紋章が飛び込んできた。
私はレイコの腰にあてていた腕をグイッと前へまわして、肉棒をくわえ込んでしたたる愛液を指先につけると彼女のあらわになったアヌスに持っていった。たっぷりとそれをアヌスに塗りつけると、親指で軽く刺激した。そのために私の腰の動きは一時中断したが、レイコはそれを許さないとばかりに自分でお尻を動かし私の下半身にしきりにぶつけてくる。その動きにあわせて、私の親指が、ぬるっぬるっと彼女のアヌスを刺激する。

 アヌスへの新たな刺激によって、レイコはもう何がなんだかわけがわからなくなり、ただ、快感をむさぼり続けるメスと化した。もう、どちらが上か下かも、自分がどんな姿をしているのかも、ここはどこなのかもわからなくなってしまった・・・。異常な快感が体の中を駆け巡り、広い空間の中を落ちているのか、昇っているのか・・・。全く日常とかけ離れたどこか不思議な空間の真ん中で叫び続けている自分の声さえ聞こえない。閉じたまぶたの裏に虹色の光がきらめいたと思うと、今度は漆黒の闇が訪れる・・・。
・・・ここはどこなの?・・・
・・・私は何をしているの?・・・
・・・体がおかしい・・この今にもはじけて飛び散ってしまいそうな感覚は何?・・・

レイコの意識は理性から完全に切り離された。
 それでもレイコは体を動かし続けた。

 その時 空間のどこかからあらわれた大きな二本の手が自分の体をわしづかみにすると、強引にレイコの体を持ち上げてひっくり返した。
 レイコは この不思議な空間の中でぐるぐると回転し始め、底の無い深い暗闇の中に落ちていくのを感じた・・・。

 「そろそろ限界だな・・・。」
私はレイコのよがり声が「飛んでる・・」とか、「落ちる・・・」とか、うわごとをいうようになってきたことに気が付いた。
・・・君のダンナじゃあ つれていけない所へ行かせてあげるよ・・・
私は腰の動きを止めようとしないレイコのわき腹をつかむとそこから自分のペニスを引き抜き、強引に彼女をベッドの上に仰向けにした。
そして、意識の薄れかけている彼女の上におおいかぶさり、ふたたび自分のいきり立ったものを挿入して激しく腰を動かした。


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